整形外科専門医・手の外科専門医の田中利和が、指・手首・ひじの痛み・しびれ・腫れ・こわばりなどの疾患の症状・治療方法の解説を行っている、手の治療総合サイトです。

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指の痛み・しびれ・腫れ
-指の病気一覧-

整形外科・リハビリテーション科で扱われる、指に痛み・しびれ・腫れが出る病気を紹介しております。

なかなか症状が改善しない場合は、「手外科」「手の整形外科」へのご相談をおすすめいたします。

当サイト監修医は柏Handクリニックで診察をしています

当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。

2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。

日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。

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指に痛みが出る疾患

ばね指

狭窄性腱鞘炎とも言われ、中高年の女性に多い病態です。
当初は手のこわばりで始まり、手指を動かした際の痛み、ひっかかりが生じ、進行すると屈曲伸展が痛みで不能となります。第2関節が伸びなくなることも症状の一部です。

根本治療は手術で、狭窄した靭帯性腱鞘を切開して腱の滑動性を改善させることです。手術以外の対策としては、該当部分の使用頻度を減らす、女性ホルモンの補充(女性ホルモンに近い大豆イソフラボンの摂取)、ステロイド注射などがあります。

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へバーデン結節

50代も過ぎてくると草取りや、ペットボトルのキャップを開ける際に指の第1関節が痛くなることがあります。
徐々に変形が進行して、横を向いてしまうこともあります。これは、関節の変形で軟骨が減って骨の変形が起こることにより生じるものです。安静にしていると症状は軽減しますが、時に水泡(ミューカスシスト)を伴うことがあります。

原因の一つに女性ホルモンがあります。大豆に含まれているイソフラボンが女性ホルモンと骨格が似ていることから、豆乳や大豆製品(豆腐、納豆など)の摂取が改善の可能性がありますが、エビデンスのある研究はありません。

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母指CM関節症

親指は他の指と比較して、物をつまむ、握る、投げる等の動作時に使用頻度の多い指です。
その分変形になるリスクが高く、特に親指の付け根が痛くなります。痛みが付け根だけでなく、母指の第1関節になることもあります。

治療はまずは保存的療法として、専用のバンド装着から始めます。 その他、消炎鎮痛薬の内服、関節内ステロイド注射があります。

根本治療を望むのであれば、外科的治療となります。

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マレット指

指を突いたり、物を握ったりした際にプチっという音とともに指の第一関節(DIP)が伸びなくなる怪我です。骨折を伴っていることが多いので、必ず医師を受診しましょう。

腱断裂しているタイプと、骨折をしているタイプでは、治療方法が異なります。 どちらのタイプも保存的、外科的な治療方法があります。

保存的治療はスプリントを装着して破断したものを自己の力で癒合に持ち込みます。

早期に治療を開始できれば、後遺障害を残さずに癒合します。早くて6週間、時間がかかる際は10週間から12週間装着していただきます。

外科的な治療は鋼線を入れるものです。骨折のないものは、邪魔な装具を嫌う場合に関節を固定します。骨折のあるものは、やはり鋼線で骨片を挟んで固定します。

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伸筋腱脱臼(ボクサーズナックル)

握りこぶしを作るいわゆるナックルの部分の中央を腱が走っていて、この腱が何らかの外傷により小指側に落ちてしまった状態をいいます。

手術を勧める先生が多いと思います。
しかし、体には自然に治る力があります。少々長くかかりますが、スプリントをつけて6週間も置いておけば、多くの方は自然に癒合します

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手指骨折

局所の腫れ、出血、指の変形を伴う手指骨折指の骨折は、活動性の高い44歳以下に発症が多いですが、45歳以上でも一定の頻度で起こっています。自分では捻挫程度に考えているものも、実際にレントゲンを撮影すると骨折が確認されることがあります。

3か月程度で治りますが、合併症として変形や機能障害を残しますので初期治療が大切です。

単純なものは、変形癒合を予防目的で隣接指とテープで固定するバディーテイピング法を頻用しています。可動域制限も残らず、きれいに治ります。

骨折部が皮膚の外に出てしまう開放骨折、関節を巻き込んだ骨折、複数個所で折れてしまっている骨折には、手術療法を選択します。鋼線で固定、プレートとスクリューでの固定、また、指の外側を道具で固定する創外固定等骨折の形態により方法は異なります。

術者は、より良く治したくて外科的な治療を選択しますが、関節を巻き込んだり、粉砕骨折だったりすると受傷前の指の動きが得られないことがあります。

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側副靭帯損傷

指の第2関節が腫れる側副靭帯損傷 指を強く突いたり、ひねったりした際に第2関節(PIP)の腫れが出て、可動時痛が生じます。
放置しておいても中々改善しません。靭帯の断裂や骨折を伴ったものがありますし、テープでの固定でよくなりますので早めに医師にご相談ください。

急性期のものは手術をしません。
損傷のある側の隣の指と一緒に固定をして患指に力を入れずに一緒に固定した指を動かして、安静を保ちましょう(バッディーテイピング法)。

3~4週間固定をしていると腫れが引き、動きが楽になりますが、決して固定を外さないでください。家事をするときも、入浴の際も固定をしておき、水を使い終わったら、テープを外して指をよく拭き再度固定してください。

腫れが引いていたらしっかり屈曲、伸展の運動をお願いします。腫れが続いているようなら、最大3か月のテープ固定をお願いします。途中可動域制限が生じるようなら必要な装具を取り付けます。

慢性例でも、根気強く固定をしていると改善します。
慢性例で不安定性が生じているものは手術が必要になりますし、関節変形が生じているものは靭帯形成と人工関節が必要になるかもしれません。

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母指MP関節側副靭帯損傷

側副靭帯の役割は、関節の安定性を保つことです。特に左右への不安定性と掌側への不安定性のコントロールです。

この靭帯が断裂すると親指全体が手のひら側に落ちます。

不安定性がそれほどなく、疼痛だけの場合は、スプリントによる固定(3~6週間)で改善します。 保存的治療で改善がない場合は、早期であれば、直接縫合します。

母指MP関節側副靭帯損傷の詳細はこちら

痛風性関節炎

指、手の甲、手の関節が腫れる痛風性関節炎かつて「美食家の贅沢病」といわれていた痛風は、経済の成長に伴い食生活が豊かになり、誰でもがかかる病気となりました。

エネルギーの過剰摂取や運動不足などにより食生活をはじめとする生活習慣の変化がもたらした生活習慣病の一つです。

まずは、炎症が引くまでの間、非ステロイド抗炎症薬または、ステロイド剤(腎障害や胃潰瘍で非ステロイド抗炎症薬を飲めない方)を内服していただきます。腫れが引いて2週間程度経過したら、尿酸排泄促進剤、または生成抑制剤に変更します。

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グロムス腫瘍

指尖部の激痛 グロムス腫瘍化学受容体である傍神経節(glomus body)が発生起源で血管周囲、特に指尖部(爪下)に生じやすい腫瘍です。

爪に割れ目ができたり、爪を圧迫すると痛みあったり、触るだけで激痛を生じることがあります。

切除術です。場所を特定しておいて、局所を展開します。爪下の場合は爪をもちあげて腫瘍を切除して、爪を元に戻します。車のボンネットを開けたようです。手術をした日から疼痛は消失します。

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内軟骨腫

軟骨組織が異常に増えてしまう内軟骨腫 軟骨は成長期には骨の端のほうにあって、盛んに新しい骨を作って骨を長く成長させる役目をもっています。
このような軟骨組織が異常に増えてしまうのが軟骨腫です。

病的骨折があるときや、痛みがあるときは固定をしておきます。痛みが落ち着いたら、内部の軟骨を掻把します。

掻把だけでも内部に骨組織ができて形態の修復がされますが、骨折の既往がある方は、皮質骨が薄いために掻把後再度骨折を起こすことがあります。人工骨の充填をお薦めします。

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ガングリオン

手首を内側に曲げると痛むガングリオン ガングリオンは、関節や靭帯の一部の軟部組織が破綻して周囲の組織を伴って膨隆してきて嚢胞を形成します。 手の甲側にできることが多く、手首を内側に曲げると痛みが強くなると言います。

ガングリオンは腫瘤のみで無症状なら、放置しても心配はありません。ただし、診断をしてもらうためにも必ず整形外科医、または手外科専門医を受診しましょう。

大きくなるもの、痛みが強いもの、神経が圧迫されて神経症状があるもの(痛みや運動障害など)は治療が必要になります。

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尺側手根伸筋腱炎、周囲炎

手首が痛む尺側手根伸筋腱炎、周囲炎スポーツや繰り返し手首を動かす方に起こりやすい、尺側(小指側)手関節痛です。急激に発症するものでは全く手首が動かなくなることがあります。

いわゆる腱鞘炎ですので、腱鞘内にステロイドの注射をすると改善します。 また、使用頻度を減らせば症状は、軽減します。

複数回の腱鞘内注射をしも改善がない場合には、手術を行います。 通常の腱鞘炎と違い、腱鞘を切開するだけでは、腱が脱臼してしまい、脱臼に伴う症状がでます。

その際には、腱鞘形成術を行います。局所麻酔の手術ですが、安静期間が3~4週程度あります。

尺側手根伸筋腱炎、周囲炎の詳細はこちら

舟状骨骨折

手を着いた際に発症する舟状骨骨折若年者の手を着いた際に発症する手根骨の一つの骨折です。放置すると偽関節(骨折が癒合しない)になり、手関節の変形を誘導し、手関節痛が遷延し、動きが制限されます。

単純なずれの少ない骨折は、保存的にも手術的にも治療は可能です。

保存的治療は6週間程度のギプス固定を行います。 暑い夏や、活動性の高い方にはちょっと辛いかもしれません。

手術は、スクリューを皮膚を通して刺入し骨折を固定します。固定期間は少なく、早期に日常生活を獲得できます。しかし、感染、骨癒合不全というリスクがあります。

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指にしびれが出る疾患

手根管症候群

中年以上の女性に多い、母指、示指、中指を中心に手指の痺れが主体の症状です。
進行すると、母指の付け根の筋肉が萎縮して物がつかめなくなったり、ボタンを掛けられなくなります。手首の骨折や重労働者にも発発症することがあります。

非手術治療と手術治療があります。
私のところでは、夜間、早朝に症状が出ることからこの時間帯に安静目的でスプリントを着用していただいております。

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指が腫れる疾患

側副靭帯損傷

指の第2関節が腫れる側副靭帯損傷 指を強く突いたり、ひねったりした際に第2関節(PIP)の腫れが出て、可動時痛が生じます。
放置しておいても中々改善しません。靭帯の断裂や骨折を伴ったものがありますし、テープでの固定でよくなりますので早めに医師にご相談ください。

急性期のものは手術をしません。
損傷のある側の隣の指と一緒に固定をして患指に力を入れずに一緒に固定した指を動かして、安静を保ちましょう(バッディーテイピング法)。

3~4週間固定をしていると腫れが引き、動きが楽になりますが、決して固定を外さないでください。家事をするときも、入浴の際も固定をしておき、水を使い終わったら、テープを外して指をよく拭き再度固定してください。

腫れが引いていたらしっかり屈曲、伸展の運動をお願いします。腫れが続いているようなら、最大3か月のテープ固定をお願いします。途中可動域制限が生じるようなら必要な装具を取り付けます。

慢性例でも、根気強く固定をしていると改善します。
慢性例で不安定性が生じているものは手術が必要になりますし、関節変形が生じているものは靭帯形成と人工関節が必要になるかもしれません。

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母指MP関節側副靭帯損傷

側副靭帯の役割は、関節の安定性を保つことです。特に左右への不安定性と掌側への不安定性のコントロールです。

この靭帯が断裂すると親指全体が手のひら側に落ちます。

不安定性がそれほどなく、疼痛だけの場合は、スプリントによる固定(3~6週間)で改善します。 保存的治療で改善がない場合は、早期であれば、直接縫合します。

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痛風性関節炎

指、手の甲、手の関節が腫れる痛風性関節炎かつて「美食家の贅沢病」といわれていた痛風は、経済の成長に伴い食生活が豊かになり、誰でもがかかる病気となりました。

エネルギーの過剰摂取や運動不足などにより食生活をはじめとする生活習慣の変化がもたらした生活習慣病の一つです。

まずは、炎症が引くまでの間、非ステロイド抗炎症薬または、ステロイド剤(腎障害や胃潰瘍で非ステロイド抗炎症薬を飲めない方)を内服していただきます。腫れが引いて2週間程度経過したら、尿酸排泄促進剤、または生成抑制剤に変更します。

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手指骨折

局所の腫れ、出血、指の変形を伴う手指骨折指の骨折は、活動性の高い44歳以下に発症が多いですが、45歳以上でも一定の頻度で起こっています。自分では捻挫程度に考えているものも、実際にレントゲンを撮影すると骨折が確認されることがあります。

3か月程度で治りますが、合併症として変形や機能障害を残しますので初期治療が大切です。

単純なものは、変形癒合を予防目的で隣接指とテープで固定するバディーテイピング法を頻用しています。可動域制限も残らず、きれいに治ります。

骨折部が皮膚の外に出てしまう開放骨折、関節を巻き込んだ骨折、複数個所で折れてしまっている骨折には、手術療法を選択します。鋼線で固定、プレートとスクリューでの固定、また、指の外側を道具で固定する創外固定等骨折の形態により方法は異なります。

術者は、より良く治したくて外科的な治療を選択しますが、関節を巻き込んだり、粉砕骨折だったりすると受傷前の指の動きが得られないことがあります。

手指骨折の詳細はこちら

舟状骨骨折

手を着いた際に発症する舟状骨骨折若年者の手を着いた際に発症する手根骨の一つの骨折です。放置すると偽関節(骨折が癒合しない)になり、手関節の変形を誘導し、手関節痛が遷延し、動きが制限されます。

単純なずれの少ない骨折は、保存的にも手術的にも治療は可能です。

保存的治療は6週間程度のギプス固定を行います。 暑い夏や、活動性の高い方にはちょっと辛いかもしれません。

手術は、スクリューを皮膚を通して刺入し骨折を固定します。固定期間は少なく、早期に日常生活を獲得できます。しかし、感染、骨癒合不全というリスクがあります。

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指が動かなくなる・ひっかかる・こわばる疾患

ばね指

狭窄性腱鞘炎とも言われ、中高年の女性に多い病態です。
当初は手のこわばりで始まり、手指を動かした際の痛み、ひっかかりが生じ、進行すると屈曲伸展が痛みで不能となります。第2関節が伸びなくなることも症状の一部です。

根本治療は手術で、狭窄した靭帯性腱鞘を切開して腱の滑動性を改善させることです。手術以外の対策としては、該当部分の使用頻度を減らす、女性ホルモンの補充(女性ホルモンに近い大豆イソフラボンの摂取)、ステロイド注射などがあります。

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強剛母指

母指が伸展できない強剛母指 5歳以下のお子さんの母指が伸展できないことや、引っ掛かりがありご家族が気づき受診されます。生下時下時からあったもので、早期にいらっしゃると多くの方は装具だけで改善します。

早い時期にいらっしゃった方には、夜間だけ伸展具を着用してもらいます。経時的に診てゆくと徐々に改善します。早い方で3か月、長い方で1年かければかなりの方が、改善されます。

もしも伸展装具で改善が得られなければ、または6歳を過ぎてからいらっしゃるようであれば、手術治療が選択肢になります。

手術は根本治療で、狭窄した靭帯性腱鞘を切開して腱の滑動性を改善させることです。 いくらしっかりしたお子様でも局所麻酔での治療は困難ですので、全身麻酔下での手術となりますので、短期間の入院も必要になります。

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屈筋腱断裂

指が曲がらなくなる屈筋腱断裂カッターを使う作業や、包丁で指を怪我する方が多いです。
指を曲げる屈筋腱は、示指から小指は2本、母指は1本あり、それらは表面から浅いために容易に断裂します。治療には3~6か月程度必要です。

とにかく断裂しているところをリフレッシュして、縫合します。早ければ早いに越したことはありません。

縫合方法は部位によっても、施設によっても異なります。
現在多くの施設で行われている縫合法は6-strandといい縫合部分に計6本の糸が通る方法です。縫合部が強固で早期訓練に耐えられる強度があると言われています。

時間が経過してしまうと、断端は短縮してきます。 伸びていたゴムが切れたように力源に戻るようにチジミますので、直接縫合は困難です。

その際は、他の部位の腱を使用したり(腱移植)、類似の腱を移動させてくる腱移行術が行われます。しかし、機能を再獲得するには直接縫合よりも時間がかかります(最大6か月程度)。

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伸筋腱断裂

指が伸びなくなる伸筋腱断裂指を延ばす腱は、カッターや労務中のけがで生じることが多い40代以下と手首の変形や橈骨遠位端骨折に伴う伸筋腱断裂は60代以降に多くなる2脈性の疾患です。

治療方法はまずは縫合になります。
早期運動療法や、3週間の固定後にリハビリを開始する等施設により治療方法は異なりますが、しっかりとした縫合後のリハビリが必要です。

変形や骨折後の断裂の場合には直接縫合ができませんので、腱移植や腱移行と別の方法を必要とします。この場合は、原因の治療(骨折、変形等)が優先され、同時に腱の治療をおこないます。

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デュピュイトラン拘縮

60歳代以降の男性に多い、掌の皮下に硬い硬結が出来、指が伸びにくくなる進行性の疾患です。疼痛はなく、手を机に着いたときに掌が浮いている状態です。

治療は手術によって拘縮の原因である結節、コードを皮膚を切開して切除して、指を伸ばします。その際、大切な神経・血管を損傷しないように慎重に手術を進める必要があります。十分な訓練を受けた手外科専門医が行なうべき手術です。手術後にはリハビリが必要です。

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伸筋腱脱臼(ボクサーズナックル)

握りこぶしを作るいわゆるナックルの部分の中央を腱が走っていて、この腱が何らかの外傷により小指側に落ちてしまった状態をいいます。

手術を勧める先生が多いと思います。
しかし、体には自然に治る力があります。少々長くかかりますが、スプリントをつけて6週間も置いておけば、多くの方は自然に癒合します

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尺側手根伸筋腱炎、周囲炎

手首が痛む尺側手根伸筋腱炎、周囲炎スポーツや繰り返し手首を動かす方に起こりやすい、尺側(小指側)手関節痛です。急激に発症するものでは全く手首が動かなくなることがあります。

いわゆる腱鞘炎ですので、腱鞘内にステロイドの注射をすると改善します。 また、使用頻度を減らせば症状は、軽減します。

複数回の腱鞘内注射をしも改善がない場合には、手術を行います。 通常の腱鞘炎と違い、腱鞘を切開するだけでは、腱が脱臼してしまい、脱臼に伴う症状がでます。

その際には、腱鞘形成術を行います。局所麻酔の手術ですが、安静期間が3~4週程度あります。

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ギヨン管症候群(尺骨神経管症候群)

指がふるえる疾患

書痙(局所性ジストニア)

手が震え、字を書くことが困難となる書痙字を書こうとする時、または字を書いている途中に、前腕の緊張が強くなり、手が振え、前腕の痛みが発生し、字を書くことが困難となる書字障害のことを書痙と言います。

書痙は無意識に筋肉がこわばってしまうジストニアの局所型の1種で、その原因は脳からの指令の異常にあります。

局所性ジストニアは、指をたくさん使う音楽家や、手指を繰り返し同じ動作をする美容師、大工、漫画家、歯医者、時計修理士など多種多彩な職業の方の発症があります。

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相沢皮フ科クリニック
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書痙
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キーンベック病
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橈骨遠位端骨折
ガングリオン
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肘内障
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
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肘部管症候群
ひじが動かない
橈骨神経麻痺
肘の側副靭帯損傷
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スプリント
大豆イソフラボンの効果
炭酸ガス療法
上肢の外傷・手術を受けた患者さんへ
関連学会
公益社団法人日本整形外科学会
一般社団法人 日本手外科学会

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