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肘内障

目次

Q. 肘内障とは?

肩やひじ、手関節に痛みが出る肘内障 お子さんの手を引っ張った際に肘や手首、肩に痛みを訴えて、上肢を動かせなくなる疾患です。小さなお子さんでは寝返りをうっただけでも発症します。
こちらでは肘内障についてをQ&A形式でご説明しています。

Q. 肘内障の男女比率はどのぐらいですか?

A. 2016年1月~2018年6月30日まで通院された新規の肘内障の患者さんは2年6か月で39例です。発症年齢は10歳以下で、男女比は男子25人女子14人と男子が多くなっています。

Q. どんな原因がありますか?

A.お子さんの手を引いた際(牽引)に症状がでることが多いです。寝返りを打った際、うつぶせになった際に、生じることもあります。

Q. 発症機序は何でしょうか?

A. 橈骨頭の周囲にある輪状靭帯がずれて痛みが生じると言われています。超音波エコーでその病態をとらえることが出来ています。牽引により橈骨頭が輪状靭帯からずれてしまいます。

Q. 症状はどのようなものがありますか?

A. 肩やひじ、手関節に痛みを訴えます。痛みのある腕は動かしません。しかし、局所は腫れていません。疲れて寝てしまいますが、翌日も腕を動かしてくれません。

Q. 治療はどうしたらいいでしょうか?

A. 肘関節を外旋すると治ります。しかし、なかなか治らない場合は骨折等の疾患も考えられますので、レントゲン撮影をお勧めします。その際には、手外科医の方がいいかもしれません。手外科専門医の一覧はこちらからご覧いただけます

当サイト監修医は柏Handクリニックで診察をしています

当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。

2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。

日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。

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